よく「国語の力はどうやったらつくのか」ということを質問されます。
読解や答え方の型を教えることはできるのですが、読解力をつけるとなると、また話は別です。
最も読解力がつくのは、まちがいなく読書です。
自分の小学生時代を振り返ってみると、やはり200ページ程度の本を2週間で1冊ペースで読んでいたかのように思います。
ただもちろんいきなり読むようになったのではなく、ある本を通して、読書の楽しみを知ったのです。
それは、「江戸川乱歩」の「怪人二十面相」のシリーズでした。確か、50冊弱ぐらいのシリーズだったと思いますが、高学年時にむさぼるように読んだことを覚えています。
それまでは、マンガばっかり読んでいた私が、ある本とのきっかけで読書が好きになりました。
読書が苦手な人、読書習慣がない人もあきらめないで下さい。
その人にとって、きっかけとなる本が必ずありますから。